プラナリア(英: Planaria)は、扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目ウズムシ亜目に属する動物の総称。広義には、ウズムシ目(三岐腸目)に属する動物の総称。さらに、渦虫綱に分類される動物の総称とする説もある。体表に繊毛があり、この繊毛の運動によって渦ができることから、ウズムシと呼ばれる。淡水、海水および湿気の高い陸上に生息する。Planariaは「平たい面」を意味するラテン語planariusに由来し、plain「平原」やplane「平面」と語源が共通である。
Wikipediaより。
プラナリアは再生するらしい。切っても切っても再生するらしい。
画像を見ると、気持ち悪い。
を読んだ。
「プラナリア」他、4作の短編が収録されている。
約20年前の作品ですが、あまり違和感なく読めました。
山本文緒さんは、やはり短編が素晴らしい。
5作、全て面白く、一気に読めます。
私的には、2作目の「ネイキッド」が一番良かった。
バリバリ働いていた女性、ヤリテの女性が結婚して、夫の仕事を手伝う、ヤリテで頑張り屋の主人公は、バリバリ働いて夫の店を繁盛させ、2店め、3店めと発展させます。
やりだした仕事だから、睡眠時間を削っても頑張ります、家にも帰らず店に泊まって準備します。
その間に、のんびり進みたい夫には好きな人が出来て。離婚。
主人公はもぬけの殻のようになり2年間、何もせずに、だらだらと生きるのですが。
友情、年下の男性、仕事の誘い。
友人の子供を抱いて、泣く主人公。
主人公の心情がよーく理解できます。
頑張っちゃいけないの?
勉強でも、仕事でも頑張るものじゃないの?
優しさに包まれて、何も考えずに眠れることなんて、夢の夢かも、、。
山本文緒さんの「紙婚式」を読んでみて、ちょっとはまってしまい、「プラナリア」を買ってきて。
心理描写が上手い作家さん。
女性の心理も、男性の心理も、よくよく観察していると感じます。
さてと、次は何を読もうかな。