江國香織さんの作品は女性に人気があるということになっていますが、実際のところは、割れます。大好き派と大嫌い派とに。
私の周囲の人達も、ハッキリと割れています。嫌いという人は、あの人の作品だけではなく、顔も嫌い、ファッションも嫌いと言います。好きな人は全て好きなんですね。
私は、江國香織さんの詩や童話は好きですが、小説はイマイチ好きにはなれないのですが、今回は絵に関するエッセイを読み、なかなかに良いなぁと。文章が短いのも良かったのかもしれませんが。
古今東西の27人の画家さんの作品に触れていますが、スパッと感想とも批評ともオススメとも違う文章、つまりは、江國香織さんの気持ち、絵についての気持ちをストレートに書かれているのです。それが新鮮でした。
絵の好みについては、あら!あら?でしたが。
私が大好きな海老原ブルーも載っていたので嬉しかったです。
東山魁夷さんのブルーの世界に魅せられて、何度も何度も観に行きましたが、海老原喜之助さんのブルーは、癖があります。
藤田嗣治さんのお弟子さんだったようで、ブルーの扱いに何か独特の工夫があるのでしょう。
私は絵の好みの傾向がハッキリ決まっているので、この本を読むと、江國香織さんの絵の好みは、傾向としては一定ではないのだなぁと。
解説は荒井良二さんが書かれていて、意外でした。解説文があたたかいのです。
昨年はフェリシモで荒井良二さんの絵本塾をずっと1年間とっていたので、私の中に荒井良二さんのイメージが出来上がっていて、
そのイメージとこの本の解説文の雰囲気がちょっと違ったのです。
ふんわりあたたかい文章を書かれる人なのだなぁと発見でした。
画家さんにエッセイの解説文を書いてもらうというのも、良い試みだなぁと。
ひどく荒れた地域もあったようですが、、。
なんとか無事に日曜日が終わりそうで。
インフルエンザが猛威をふるっています。
マスクに手洗い。
ナマモノを食べない。なるべく人混みの場所は避ける。
栄養状態を良好に。
睡眠をしっかり。