お土産のクッキー、ダーラナホースが可愛い過ぎで、食べられない。
ずっと雨続きで、今年のお盆はじとじと湿気で、鬱陶しかった。
こちらは、小・中学校の夏休みは、そろそろ終わり、2学期が始まる。
夏休み後半にキャンプなどを予定していたご家庭では、雨で中止するしかなく、かわいそうなのは、子供達。
絵日記どうするの? 自由研究も海に行けないんじゃ、、、。
親達はぼやいていますが。
一気に読み終わりました。
黒人の奴隷の少女のお話、作り話ではなく、
実話、作者の自伝です。
1861年にこの作品が出版されましたが、自伝とは思われず、白人が書いた小説と思われ、いつしか忘れ去られていたそうですが、
出版されてから126年後に、作り話ではないことが解り、一躍注目されたそうです。
日本には紹介されていませんでしたが、翻訳された堀越ゆきさんが、新幹線の中で何かを読もうとKindleを眺めていて、この作品をみつけたとか。堀越ゆきさんは、作家でも翻訳家でもありません、コンサルティングの会社に勤める会社員です。
堀越ゆきさんの翻訳により日本で出版されたのは、この作品がアメリカで最初に出版されてから、はるか150年後のことです。
わずか12才、13才で、黒人であるというだけで、奴隷として売られます。
人間が人間を売買する、、想像だに出来ない話です。
女の子は、性的な奴隷であった場合も。
恐い話です。
人種差別、、今は無くなったようにみえますが、はたして、、、。
肌の色による差別、人種差別、生まれた国による差別、男女の差別、貧富の差別、、、
密かに存在しているように思います。
人間の心の問題でもあります。
この作品の主人公は、奴隷でありながら、
字を読めて、書くことが出来た、それで、この作品を書くことが出来た、それは、奇跡のようなものでしょう。
主人公は、自分の知恵と勇気と忍耐とで、
長い時をかけて、自由を手に入れます。
子供を産むことも出来ました。
娘さんに看取られて、静かに逝った作者、
安らかにと祈りますが。
多くの女性に読んでほしい作品です。
もちろん、男性にも読んでほしい。
人間が人間を売買する、虐げて、女を蔑視して。
こんな時代もあったのかと、言葉を失いますが、目をそらさずに、知っておくべきことと思います。良い本に出会えたと思います。