傍目八目

日々の思いをつらつらと

宮本輝さんの作品を読む


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錦繍」、1985年発行の作品ですので、かれこれ30年以上前のものです。

 

書簡集の形で綴られた物語、小説ですが、

 

最初の1ページ目から、ひきこまれます。

作者の宮本輝さんは70代のはずですから、この作品は30代に書かれたものでしょう。

美しい日本語。美しい背景。舞台は蔵王

蔵王で10年前に別れた男女が、ゴンドラの中で偶然出会います。

 

読みながら情景が浮かんできます。

宮本輝さんの才能がバンバン勢いがあった時期の作品です。

 

手紙を書いて送り、返事が来る、また手紙を書いて。

全文が手紙文です。

 

男の手紙。女の手紙。

最近は手紙を書く人は減っているはずです。

とくに男性は。

こんな手紙を受け取ったら、ぐっと胸に迫ります。

 

宮本輝さんの作品は殆ど読んでいますが、この作品ほど人に薦めやすい作品はありません。

 

宮本輝さんの作品を読んだことのない人も、大概は、ファンになります。

 

私は、書棚をぶらっとながめて、何を読もうかなと所作ないとき、たまに開いてみます。

 

別れてもなお、忘れがたい男女。

 

それは困ったことでもあるのでしょうが、

この作品は、日本語の美しさが、作品の品を保たせているのでしょう。

イヤな気持ちがしない。清々しささえ感じます。

 

 

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今日は昨日までの高温が嘘のように、ぐぐっと10℃近く下がり、夕方からは風も強く、寒かった、、ですが、このくらいの10℃前後の気温が正常で、明日からはしばらく、正常気温が続くようです。

 

パジャマすら、薄手を出したり、今夜からはまた厚手に。

気温の乱高下は、生活が忙しくなりますね。