傍目八目

日々の思いをつらつらと

春を待って散歩する


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穏やかなお天気で、スキーウェアを着て、山道を歩く。

まだまだ雪が深く、ただ、匂いが春めいてきていた。

樹木は強く、芽吹きを感じさせるものもあって、やはり自然は強い、自然の力は強いと。

 

父の足には付いては行けず、

途中で、帰りましょう、帰りましょうと。

 

 

よく歩く人は健康とは正しいことと思う。父は元気だ。振り返るより前を向いて歩きなさい。必ず、印をつけながら、前を向いて歩きなさい。父の口ぐせ。夜は必ず明ける。

 

❇️❇️❇️❇️❇️与謝野晶子さんの「明日」という詩。この詩は、私ではなく、母が好きな詩。

 

 

 

「明 日」

与謝野晶子

 

明日(あす)よ、明日よ、

そなたはわたしの前にあって

まだ踏まぬ未来の

不可思議の路(みち)である。

どんなに苦しい日にも、わたしは

そなたに憬(こ)がれて励(はげ)み、

どんなに楽(たのし)い日にも、わたしは

そなたを望んで踊りあがる。

 

明日よ、明日よ、

死と飢(うえ)とに追われて歩くわたしは

たびたびそなたに失望する。

そなたがやがて平凡な今日(きょう)に変り、

灰色をした昨日(きのう)になってゆくのを

いつも、いつもわたしは恨んで居る。

そなたこそ人を釣る好(よ)い香(におい)の餌(えさ)だ、

光に似た煙だと咀(のろ)うことさえある。

 

けれど、わたしはそなたを頼んで、

祭の前夜の子供のように

「明日よ、明日よ」と歌う。

わたしの前には

まだまだ新しい無限の明日がある。

よしや、そなたが涙を、悔(くい)を、愛を、

名を、歓楽を、何(なに)を持って来ようとも
そなたこそ今日のわたしを引く力である。

 

❇️❇️❇️❇️❇️

 

無限の明日がある

そなたこそ今日のわたしを引く力

 

の部分が良いですね。

 

与謝野晶子さんは、とにかく強烈に意志の強い人、熱情的な人。

与謝野鉄幹さんも、熱情に圧しきられた感じがしますが。

 

詩もよいものを書きますね。

 


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