傍目八目

日々の思いをつらつらと

金子みすずさんの詩


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まだまだこちらは冬景色ですが、今夜は菜の花の胡麻和えが食卓にありました。うっすらと後口に苦みがあって、まさに春の草の苦みですね。

 

金子みすずさんの詩を思い出しました。

 

「草の名」


人の知っている草の名は、
わたしはちっとも知らないの。

人の知らない草の名を、
わたしはいくつも知ってるの。

それはわたしがつけたのよ、
すきな草にはすきな名を。

人の知っている草の名も、
どうせだれかがつけたのよ。

ほんとの名まえを知ってるは、
空のお日さまばかりなの。

だからわたしはよんでるの、
わたしばかりでよんでるの

 

早世した詩人ですが、短い人生の期間に、沢山の作品を残しています。26歳で亡くなってしまいます。20歳から書き始め、亡くなるまでの期間に512作の詩を残していて、今もなお読まれています。

あたたかい詩のようで、力強さを感じます。

 

人は予感するのかもしれませんね。

急ぎなさい、あなたの人生は、長くはないのよと、お知らせがあるのかもしれませんね。

金子みすずさんは、覚悟していたのかもしれません。自分で選んだ死ですから。手帳に沢山の詩を書き残してあったそうですが。

 

 

 

「星とたんぽぽ」

 

青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
  見えぬけれどもあるんだよ、
  見えぬものでもあるんだよ。
 
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
  見えぬけれどもあるんだよ、
  見えぬものでもあるんだよ。

 

この詩は、金子みすずさんの作品の中でも、私が最も好きな詩ですが、最後の2行は考えさせられます。

 

見えぬけれどもある

見えぬものでもある

 

 

「積もった雪」

 


上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。

 

 

金子みすずさんは、23歳で結婚し、その結婚が不幸だったのですね、女の子を出産するのですが、、26歳の時、金子みすずさんは自分で、自分の命に終止符を打ちます。

 

思うと、結婚というのは赤の他人が一緒になるのですから、難しいことがあるものです。

互いに、相手を思いやる気持ちがなければ破綻してしまうのでしょう。

 


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お雛様の後姿。

私はこの白地の打掛けの人形を願っていたので。親も探すのに大変だったようです。

 

今日はプラス気温で、氷点下の厳寒期は脱したのかもしれません。

暖かいと感じる1日でした。