傍目八目

日々の思いをつらつらと

チョコレート語訳?


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(いつかの紫陽花)

 

 

20世紀初頭に活躍した与謝野晶子の歌集『みだれ髪』を、20世紀末に俵万智がチョコレート語で訳してみようとした。

訳するだけでなく、俵万智流に新しく短歌を作って気分を生み出してゆく試み。

 


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五七五七七の短歌は文語の世界のものだった、それを俵万智さんが登場したことで、文語も口語もと世界を広げたのではないかと、私は思ってきた、その考えがみごとに、

証明すべく表されたようにも感じた作品が、

俵万智のチョコレート語訳「みだれ髪」。

 

小さな字は与謝野晶子のもの。

となりの少し大きな字のほうは、俵万智の作品。

 

『みだれ髪』という作品の名前こそは、学校でも習うので知っていても、実際にどのような歌が詠まれていたのかまでは、詳しく知る人は少ない。

文語体で、理解しにくいことも、ひとつの理由かなとも。それを、この本は、説明してくれているのではと思うのだけれど。

俵万智さんがチョコレート語訳してくれたことで、『みだれ髪』がすっきり理解できるのではと。

 

訳にチョコレート語訳などというものは存在しませんが、俵万智さんが訳してみせると、

サラダ訳?楽訳?現代訳?   よりは、恋歌が多いので、甘さ、苦さを持つチョコレート訳というのが合うので、チョコレート訳としたのではと。

 

以下、本文よりの引用です。

 

くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪

   かつおもひみだれおもひみだるる

くろ髪の千の乱れのみだれ髪

   そのように恋に乱れるこころ

 

   ゆあみする泉の底の小百合花

      二十の夏をうつくしと見ぬ

バスタブに二十歳の身体を沈めれば

   泉の底の白百合の花

 

そと秘めし春のゆふべのちさき夢

    はぐれさせつる十三絃よ

春の夕べ小さく芽生えた恋心

   ピアノ弾くうち忘れてしまう

 

しら梅は袖に湯の香は下のきぬに

   かりそめながら君さらばさらば

ブラウスに梅の香、

  下着に湯の香り残してかすかな

   サヨナラが来る

 

それ終に夢にはあらぬそら語り

    なかのともしびいつ君きえし

その話夢ではないと直観す

   二人の間のともしび消えて

 

ふしませとその間さがりし春の宵

  井桁にかけし御袖かつぎぬ

おやすみを言って別れた春の宵

    あなたのシャツに顔を埋める

 

 

 

❇️❇️❇️❇️❇️❇️

 

詩も良いですが、短歌も素敵ですね。

少ない言葉で気持ちを表す。

少ない言葉で情景を表す。

難しいようで、案外簡単に作れるものです。

少し、短歌を詠ってみたくもなります。

 

与謝野晶子さんも、俵万智さんも大阪の人。

激しい恋心を詠う歌人が二人も出ているのですね。

ところで、食べる話。

 


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乾麺のパスタも茹でずに、そのままお鍋に入れて、、簡単に作れます。

キャベツのざく切りを沢山入れて、それが、甘みを増したのか、思った以上に美味しかったです。

ちょっと、オススメです。