傍目八目

日々の思いをつらつらと

坂道


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ゆっくり、一歩一歩上って。

 

たったか、たったか急ぎ足で上って。

 

うさぎとかめのお話じゃないけれど、

 

たったかさんは、息切れしていて。

 

ゆっくり一歩さんは、変わらず上をめざして

 

一歩一歩。

 

手をつないで行こう!

 

ゆっくり一歩さんと、たったか急ぎ足さんが、

 

手をつないで、上ると、

 

あたりの景色を見ながら、

 

木々の香りを楽しみながら、

 

振り返って、今きた道を眺めて、

 

二人手をつないで、

 

仲良く行こう!

 

坂道だもの、人生の坂道だもの、

 

上るも下るも、人生だもの、

 

一人より二人で、

 

手をつないで行こうよ!!

 

石畳の坂道、私の好きな坂道。

 

パン屋さんの香り、バターやイースト菌

 

お腹を刺激する匂い。

 

かちかち、トントン、靴屋さん、

 

手造りの靴屋さん、少し高いけれど、

 

私の小さめの足にピッタリの靴を作ってくれる、白いお髭の靴屋さん。

 

間口が狭い花屋さん。

 

季節の花だけしか扱わない、頑固な花屋さん。

 

坂道には、馴染みのお店が並んで。

 

茶店のマスターは、いつも、そろそろ

店閉めるかなと言いながら、

まだまだ美味しいコーヒーを淹れてくれて。

 

上って、下って。

 

毎日、毎日。

 

坂道を。

 

古い病院。

 

母はその病院のドクターで。

 

父は母を愛して、愛し抜くだろう。

 

私は上る、上をめざして上る。

 

たったか、たったか。

 

人生という坂道。

 

私の坂道はゆるいだろうか、きびしいだろうか。

 

きびしくても、ゆるくても、私は坂道が好きで。

 

どうしようもなく、人生という坂道が好きだから。

 

いつ下りになるか判らない坂道を

 

今は、ひたすら、コツコツ、コツコツ、

上っている。