傍目八目

日々の思いをつらつらと

私の詩 「 いつかのように 」


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いつかのような優しさは何処へ行きましたか。

いつの日か、あなたは優しさに蓋をした。

いつだったか、あなたは微笑んでいて

真っ白い歯がちょっとだけ見えて

微笑んでいたのです。

その大きな瞳も嘘がなく微笑んでいました。

優しく。

いつかのような優しさは飛んで行きました。

遠く遠く、飛んで行きました。

嘘っぱちの微笑み。

嘘の微笑みばかりになりました。

優しさなんて、蓋をして、コンコンとトンカチで、決して出てきませんようにと。

深く、心の奥底にしまったのです。

優しさは飛んでいき、

微笑みはしまいこむと、

肩が軽くなりました。

飛んで、それは何処へ行きましたか。

優しさは飛んで行きますか。

飛ぶなど出来るはずもないはずです。

はずはずはずですか。

茶化すのはやめて下さい。

知っています。あなたの優しさを。

求めたりなどしません。

ただ、ただ、あなたの優しい微笑みを感じていたいのです。

いつだったのでしょう。

いつ頃のことでしょうか。

優しさ、優しい私。

そんな私が存在していたのですね。

優しい微笑み、嘘っぱちじゃない微笑み。

そんなこんなを思うと悲しくなります。

コンコンとトンカチでしまいこんだのですから。蓋をして。封印して。べったりと接着剤を塗って。

優しさを封印すると肩が軽くなりましたが、

ほんとのことを言っちゃうと。

殺伐としています。

毎日、毎日、殺伐としています。

もう戻れはしないのです。

優しさを封印して、生きているのですから。