インドア派、アウトドア派、地味、派手、
願うは、静かに家にいてソファーでも、自分の部屋のベッドにでも、寝転がって、読書でもしていたい。
たまにピアノ、たまに絵筆。
ところが実際は、ちゃかちゃかと動きまわって、寸暇を惜しんで本を読まなきゃ、会いたくもない人と会って、、一応はスマイルで、
こちらの要求なりを伝えなきゃ。
願いとは真逆の生活があるもので。
だら~んとした服を着て、だら~んと一日過ごせたら。
それが夢のようなもので。
侘しいったらない。
プレゼントだったら、モノはいらないので、
願いは、だら~んとした時間をください。
一人の時間をください。
先日、人生に悔いなしというおじいさんのお話をきいて。
欲張らなければ、誰もが人生に悔いなしと言えるはずと。
そうかなと。
私は欲ばりではない。
すると、そのおじいさんは、
あなたは、欲ばりだと。
忙しい、毎日、時間に追われて忙しい、
顔を見たらわかる、
沢山のものを手にして、
さらに欲を張っている、
静かに暮らしたい。
それは、欲なんだよ。
そんな風に言われて。
はたと気づく。
人間は、思いとは逆になるものなんだなと。
すると、そのおじいさんは、
まだわかりませんか?
あなたは、今の生活があなたなんだな、
与えられたものなんだな、
だら~とするようには生まれていないんだな、
忙しくあれこれ、人のため、社会のため、
会社のために動くのが、あなたの宿命みたいなもんだな。
占い師でもなく、えらーい人でもなく、ごくごく普通に生きてきた、おじいさん。
ははーん。私は欲ばりなのか。
無いものねだりをしているのかな。
おじいさんは、
きっと、いつか、年を取ったら、、
あなたの役目が終わったら、
その、だら~とする時間もくるはずだよと。
仙人のようなおじいさんは、
人生に悔いはないそうで。
これから数年のうちにお迎えが来ることも、
嬉しいことと思うらしい。
あの世に行ったら、自分の兄弟姉妹や親にも会えて、昔愛した女にも会える、先に行っちゃった、嫁さんにも会えるしな・・・と。
すごい、達観したんだなぁと。
清々しい表情のおじいさんは、
痩せ干そってはいても、生き生きとしていて。
欲張らないように。
私は、だら~としていたいという欲求は、欲になるらしく。