日々の思い

日々の思いを

ほっこりする本


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宮下奈都さんの作品は、特別事件があるわけでもなく、ごくごく普通の日常を、一般的な人の平凡な暮しの風景を、丁寧にすくいとって描きます。

どの作品も読後は、ほっこりします。

暖かい気持ちになります。

 

宮下奈都さんは1967年生まれですから、今年は51才になられるのですね。

3人のお子さんも大きくなったことでしょう。

 

羊と鋼の森』  『よろこびの歌』

『太陽のパスタ、豆のスープ』

『窓の向こうのガーシュウィン

ざっと思い出しても、素敵な作品ばかりです。一昨年は、すっかり宮下奈都さんの作品にはまってしまい、文庫本で出ているものは全部読んだはずです。

友人達から、どれが一番?と訊かれますが、

答えはいつも、ぜーんぶが一番よ!です。

 

『田舎の紳士服店のモデルの妻』


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好きで、好きで大好きで結婚した旦那さまが、うつ病になります。

ある日突然、田舎に帰ると言うのです。

 

子供もいる、、旦那さまが育った北陸の田舎へ、、私だったら、どうするかな?

あなただったら、どうします?

一緒に行きます?

それとも、ご主人一人だけ行ってもらいますか?

 

この作品の主人公は、一緒に行きます。

 

何者でもない普通の主婦の迷いや葛藤や恋や、、30才から40才までの10年間を2年刻みで、丁寧に丁寧に描いています。

定点観測のように。

当たり前を期待された妻、母、

でも、いつもいつも当たり前を提供することに葛藤がないとはいえない、、。

 

そうです、当たり前って誰が決めたのでしょう、妻だから、母だから、、。

 

妻だって、恋をするかもしれません。

子供がいるいないは別の話です。

 

田舎であっても、紳士服店のモデルになるような旦那さま、、少しは老けたとしても、

主人公にとっては、素敵だった人、愛した人です。。。

 

読後は、じんわりあたたかくなります。

少し夫婦の間が冷えてきたと感じている人にはオススメです。

 

家族って、いいなぁ!と感じるはずです。