日々の思い

日々の思いを

家族について考えてみたくもなる


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短編集で7作収録されていますが、すべてが家族にまつわるお話です。

 

読後感はさわやかで、じんわりとあたたかくもなる作品ばかりでした。

 

家族、、夫婦は元は他人、その他人の結びつきから、子供が生まれ、その子供が結婚して孫が生まれ・・・・・・・・・

姉妹、兄弟、親子、夫婦、孫と祖父母、

家族の姿はそれぞれで、幸せそうにみえても内実は深い闇を背負っていたり。

社会の基礎は家庭です、その家庭がしっかりしていて、あたたかいものであったら、

不幸で悲しい事件も減っていくのではと。

 

辻村深月さんは、思春期の子供のとらえどころのない気持ちを描くのが、とても上手で。この作品も7作すべて良かったですが、私としては、姉妹の関係を描いた『妹という祝福』と 『1992年の秋空』の2作が、特に良かったように思います。読みながら、少し涙ぐんでしまったり。泣くような話ではないのですが、姉と妹の関係は微妙で、それをよく知る者としては、そう、そうなのよねと頷きながらも、、じんわりとしてしまいました。

家族、姉妹、祖父母のことを、あらためて考えてみたいと思わせてくれた作品でした。

また、この文庫版の解説文を武田砂鉄さんが書かれていて、その文章もとても良かったです。