日々の思い

日々の思いを

俄然、食べたくなる 本


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『作家の口福』

20人の作家さん達による、おかわりをしたくなる食べ物、お料理についてのエッセイです。

裏表紙にある「ビーカーコーヒー」と、

表紙に並んでいる20人の作家の名前をみて、

朝井リョウさんファンの私は、すぐレジへ。

 

大変楽しく読めました。

ずらっと作家さんばかりです、文章の癖や特徴、持ち味もそれぞれ違いますから、まさに競演の感じでした。

 

そして、食べたくなります。

飲みたくなります。

店の名前を記してあると、行ってみたくなります。

 

朝日新聞土曜別刷り「be」コラム「作家の口福」に連載されていたものを、まとめたようですが、これは読者を楽しませる企画だろうと思いました。

 

朝井リョウ桐野夏生平松洋子辻村深月本谷有希子上橋菜穂子穂村弘

森見登美彦沖方丁中村航堀江敏幸

柚木麻子、川上弘美葉室麟万城目学

吉本ばなな北村薫平野啓一郎湊かなえ、和田竜、の20人。

 

どれもこれも、それぞれの作家さんの暮らしぶりが覗けたような楽しみ、また、文章の個性も並んでいるからこそ、よくわかります。

 

私としては、平松洋子さんの「素っぴん茶わん蒸し」、万城目学さんの「出前」、中村航さんの

「ビーカーコーヒー」、朝井リョウさんの「閉店後の定食屋で男三人は・・・・・」が印象に残っています。

 

また、森見登美彦さんの「おいしい文章  組み合わせで引き出せる」  が、とても良かったように思います。

 

文章を食べ物のように考えてみる   として、

同じようなものは、いくら好きでも飽きがくるものだ、文章も同じで、飽きがこないように献立を考えてみよう、文章の味も状況によって変わる、より美味しく味わってもらう努力を文章を書く上でもしようというような内容で、なーるほどと、納得しました。

 

お料理の雑誌は、よく買いますが、

 

材料や作り方が書かれた料理雑誌より、案外、このようなエッセイ本のほうが想像力がふくらみ、食べたくなるようにも思います。


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