日々の思い

日々の思いを

おまえ


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    日陰の館に、苔が生えた。

人間様は、おまえを嫌い

横向きに、過ぎて行く。

ある日、物好きな人間様が一人

そっと、おまえを陽の当たる館に、

連れ帰り。

おまえは、一日もすると

汗を出し過ぎ、苦しむ術も

知らないまま消滅していた。

     日陰の館の、多くのおまえの仲間は

     おまえの姿が消えた事、とうに忘れて

     生えていた。